腎臓の病態は腎臓の機能を理解しよう!

      2019/11/02

腎 尿路 マインドマップ 薬

勉強のポイント

腎臓の病気は、まずは腎臓自体の機能を知ることが大切です。

腎臓は人間の臓器の中でも非常に重要な役割をしており、他の病態、分野でも関連してきますので、ぜひ病態、薬理、生物などの教科と合わせて覚えてしましましょう。

腎臓は国試でも種々の病態できかれるのでそれぞれの特徴を理解してください。今回のマインドマップはいくつか子マップに飛んだりしていますがそちらとあわせて覚えましょう。

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腎臓の機能とは??

腎臓病の病態を知る前に、まずは腎臓の機能を確認しましょう。

腎臓の役割と検査

腎臓の主な機能は

  1. 尿を作ること
  2. ビタミンD3 の活性化
  3. エリスロポエチンの産生

です。

腎臓が障害されとこれらの機能がうまく働かず2次的に他の病気を引き起こすこともあるので、これらの特徴は必ず押さえましょう。

例えばビタミン活性がうまく行かないと骨粗鬆症につながったり、エリスロポエチンの産生に障害があると貧血につながります。

 

次に①の尿を作る機能を少し詳しく見てみましょう。

腎臓 尿 クレアチニンクリアランス

腎臓では血液を糸球体で濾過することで尿を作っています。これは電解質(Na、K、リン酸など)や水分(クレアチニン、尿素、尿酸など)を排泄する目的です。クレアチニンとは簡単に言うと筋肉から出る老廃物で、糸球体で濾過されて尿として排泄されます。この時のクレアチニンのろ過能力のことをクレアチニンクリアランスといいます。

 

検査は?

腎臓の機能を評価する指標として

  1. 血清クレアチニン(Scr)≧1.2ng/dl
  2. 血中尿素窒素(BUN)≧20mg/dl
  3. クレアチニンクリアランス(Ccr)≦80ml/分

が目安となります。

血清クレアチニン(Scr)は男女差があるので男性では1.2、女性では1.0ng/dl以上が目安になってきます。

クレアチニンと同様の体内動態示すことから糸球体ろ過能力の検査薬としてイヌリンが使用されることも知っておきましょう。

 

また、腎臓自体の検査ではありませんが、

胸部CT検査のときにつかうイオパミドール注射液は腎排泄型の薬剤で腎機能の急激な悪化の可能性がありとされています。他にもアミノグリコシド系薬剤は腎機能の悪化が懸念される薬剤でゲンタマイシンなどが過去に国家試験でも出題されていますので押さえておきましょう。

 

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2019/11更新:薬理分野70枚と病態分野70枚のマインドマップをそれぞれ1つのPDFにまとめました。
知識の最終チェックにお役立て下さい。
スマホやタブレットなどに入れられるので、国試本番や移動中にも使いやすいです。
https://note.mu/yakugaku_gokakuのURLからダウンロード可能です。

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