衛生 化学物質の影響

第二相反応 腸内細菌による代謝を簡単に解説【薬剤師国家試験】

第2相反応の腸内細菌による代謝についてまとめます。

第2相反応は抱合反応腸内細菌の代謝に分けられます。
抱合反応がメインですが、腸内細菌もかなりの頻出です。

覚えることは少ないのですぐ得点源になりますよ!

腸内細菌の反応って??

腸内細菌による反応は主に還元加水分解です。

これは腸内が嫌気的なためです。

還元と加水分解反応は腸肝循環に関係します。

胆汁として腸管に排泄されたグルクロニド(グルクロン酸抱合体)は腸内細菌により還元、加水分解を受け、脱抱合され再度吸収されます。

これが腸肝循環です。

それでは、腸肝循環に重要な還元反応と加水分解反応について確認しましょう。

還元

還元反応は腸内細菌のアゾ還元酵素が関わります。

還元反応ついては第1相反応でまとめてますので、こちらを参照してください。

 

加水分解

 加水分解で覚えるのは

β-グルクロニダーゼβ-グルコシダーゼです。

名前でわかりますがグルクロニダーゼはグルクロン酸を、グルコシダーゼはグルコースを加水分解します。

加水分解により脱抱合されると、脂溶性が上がり、再び門脈を経由して肝臓に戻ります。

 

第2相反応の抱合反応についてはこちらで確認してください。

 

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