第Ⅱ相反応の勉強のポイントは供与体と異物です。
この2つがどのような組み合わせで反応するか押さえしょう。
あとは各反応の特徴を個別におぼえればOKです。
すぐに核反応の詳細を知りたい!という方はこちらを確認!
Contents
抱合反応はカップル成立に3種類ある
男女が交際をスタートさせるのにパターンがいくつかありますが、抱合反応では3つです。
カップル成立を例に抱合反応を解説します。
- 異物=男
- 供与体=女
で考えてみましょう!
王道パターン
男女交際の王道は男性(異物)が女性(供与体)にアタックするパターンですよね!
抱合反応では
- グルクロン酸抱合
- 硫酸抱合
- アセチル抱合
の3種類が該当します。
この3つは異物が供与体をアタックして供与体を活性化させます。
草食男子
最近流行りの草食系男子の代表はアミノ酸抱合です。
これは供与体(女)が異物(男)にアタックします。
王道パターンとは逆です。
流れで
たまに悪い男を好きになってします女もいますよね??
その代表がグルタチオンです。
供与体(女)が一方的に異物(男)が好きで、流れで、、、のパターンです。
女(供与体)の好きな持ち物(官能基)は?
女性がお金持ちの人が好きとか、足の早い人がいいとか好みがあるように、供与体にもあります。
供与体(女)がどんな官能基(持ち物)を持つ異物(男性)とくっつきたいのか整理します。
グルクロン酸はこだわらない
グルクロン酸抱合はより好みせず「何でもいいわ」パターンです。
水酸基(OH)、アミノ基(NH₂)、カルボキシ基(COOH)と幅広く、くっつきます。
硫酸とアセチル抱合ではOHとNH₂とくっつきます。
アミノ酸は一途
アミノ酸の場合はカルボキシ基(COOH)だけです。
グルタチオンは悪いやつに惹かれる
グルタチオンは「流れで」のパターンのやつです。
悪いやつが好きです。
エポキシドとハロゲン化合物と反応します。
個別に覚える
王道パターンは活性部位を知っておく!
王道パターンはグルクロン酸抱合、硫酸抱合、アセチル抱合です。
抱合反応は異物の水溶性をあげますが、アセチル抱合は水溶性が下がるのが特徴です。
アミノ酸抱合は馬尿酸の生成に関与
アミノ酸抱合(グリシン抱合)は馬尿酸の生成に関わります。
馬尿酸はトルエンの暴露の指標として重要です。
グルタチオンはメルカプツール酸を覚える
グルタチオンは最終的にメルカプツール酸で排泄されます。
まとめ
ポイント
- 抱合反応は大きく分けつと3種類
- グルタチオンは悪いやつが好き
- アミノ酸抱合(グリシン抱合)は馬尿酸に関与
今回は、第2相反応の概要でした。
細かい抱合反応については第2相反応 抱合反応のところを見てください。