血液系の疾患

紫斑病は血小板血栓の障害!分かりやすく解説【薬剤師国家試験】

紫斑病のマインドマップ 薬剤師国家試験 まとめ

全体像

紫斑病は一次止血(血小板血栓)に問題がある疾患です。
血小板に自分の抗体が攻撃し、血小板が減り、出血しやすくなります。

血友病と比べると出血は皮膚の付近など浅いところに多いです。

覚えることも少ないので、ちゃちゃっと終わらせましょう。

紫斑病の原因と検査

紫斑病の原因 抗血小板抗体 アレルギー

血小板に自分の抗体が付きし、脾臓に運ばれ破壊されます。
血小板が減ります。

検査

まず血小板は減ります。

血小板が減るので脊髄が頑張りって血小板を作ろうとします。
そのため巨核球(血小板の赤ちゃん)が増えることがあります。

また、血小板が減るので、出血時間は伸びます。
APTT、PTはもちろん不変です。

紫斑病の分類:先天性or後天性

抗血小板抗体の発現の原因で紫斑病は二つに分類されています。

特発性紫斑病

先天性の紫斑病で、Ⅱ型のアレルギーです。

そのため治療は、まずステロイドで免疫をおさえ、ダメだったら摘脾します。

摘脾ができない場合や、摘脾しても効果不十分の場合はアザチオプリンなどの免疫抑制剤を投与します。

ちなみに、この治療は同じⅡ型アレルギーである溶血性貧血と全く同じです。

血栓性紫斑病

血栓性紫斑病はチクロピジンなどが原因でなる後天性の疾患です。

なのでまずは、原因となる薬を止めれば大抵治ります。

 

 

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