DICは血液サラサラ系の総集編!止血の流れを追おう

      2019/11/05

勉強のポイント

DICは出血しやすい疾患の総集編のような複雑な疾患ですが、止血の流れがわかっていれば流れを追っていけます。

まず発症の流れを追って、そこから検査項目の変動、治療薬を学んでいきましょう。

DICってどんな病気?

ガンや細菌感染などの基礎疾患によって引き起こされます。基礎疾患によって微小血栓ができ、毛細血管が詰まり、細胞が壊死し、多臓器不全を引き起こしたり、

病気が進むと血栓の材料が枯渇し大量出血しやすくなるなど

予後がとても悪い疾患です。

発症の流れ

DICは前半と後半に分けることができます。

前半は、基礎疾患により一次止血・二次止血が活性化され、血栓ができます。

その後、体は血栓を溶かすために、線溶系が活性化されます。

すると……血栓を作るための材料が不足し、線溶系が相対的に優勢になります。

→血栓から一転。出血傾向が一気に高まります。

ここまで見ていくと、検査項目の変動も見えてきます。

検査項目ほ変動

  • 血小板を消費するので血小板は減り出血時間長くなる
  • 凝固因子も減るのでアンチトロンビンは減りPT・APTT長くなる
  • フィブリン血栓は作られるので増える
    材料のフィブリノーゲンは減る
  • 線溶系は活性化されるのでフィブリン分解物は多くなります。

原因疾患は?

ガン自体や抗がん剤などの薬剤が原因で発症します。具体的には以下の3つの薬剤を覚えておきましょう

覚え方は、DICをとって

  • D:セタキセル
  • I:ンドメタシン
  • C:アクロビル

治療

基礎疾患の治療が難しい場合が多いので、治療は抗凝固剤で治療します。

出血が多いのに大丈夫なの?と不思議に思うかもしれませんが、トリガーとなる血栓を作らせないことを重視しています。

そのため
ヘパリンや、ヘパリンを助けるアンチトロンビンⅢ、抗トロンビン薬のガベキサートなどを覚えておきましょう。

抗凝固薬も合わせて復習すると効果的です。↓

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