菌の構造をまずみてください。
外側に細胞壁、その内側に細胞膜、細胞の中にはタンパク質・DNA・核酸などの生体内合成物質があります。
それらを阻害すれば最近の増殖を抑えられます。
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細胞壁合成阻害薬
細胞壁合成阻害薬には、いちばん有名なペニシリン(βラクタム系)や、バンコマイシン(グリコペプチド系)、ホスホマイシンなどの薬があります。壁をもろくして菌の増殖を抑えます。
生体内合成物質阻害薬
生体内合成物質の阻害薬には、
- タンパク合成阻害薬
- 葉酸合成阻害薬(スルファメトキサゾールなど)
- 核酸合成阻害薬(レボフロキサシンなど)
細胞膜機能阻害薬
ポリポリ、コリコリ、タプタプ。
擬音語っぽい名前の薬が膜機能を阻害する薬です。緑膿菌に使えるのがコリスチン、ポリミキシンB、MRSAに効くのがダプトマイシンです。
国試では、膜阻害系はあまり出ません。これだけ覚えておけば十分です。