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止血の流れをまず知ろう
血液サラサラ系↓で学んだ止血の流れがわかっていれば、
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出血しやすい疾患(血友病、紫斑病、DIC)の全体像はすぐにつかめます。
止血の流れは、一次止血=血小板血栓→二次止血=フィブリン血栓で止血されます。
できたフィブリン血栓を溶かしてバランスを保つのが線溶系です。
これに出血しやすい各疾患を当てはめてみますと、
ざっくりとした全体像はこんな感じです。↑リンクから各疾患に飛べます。
また、血液サラサラ系のくすりに当てはめると、
- 一次止血を抑えるのが、アスピリンなど抗血小板薬
- 二次止血を抑えるのが、ワーファリンなど抗凝固薬
- 詰まった血栓を溶かすのがフィブリン血栓溶解薬
病態の出血しやすい疾患と薬理の血液サラサラ系は両方同じ止血の流れの図を流用できるので、一緒に勉強するのが効率的です。
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検査項目
出血しやすい疾患では、患者の出血を止める力を知りたいですよね。
また、障害が出ているケ所を見つけられれば診断にも繋がります。
なので、検査する項目は、主に3つ。
- 血小板血栓
- 出血時間
血小板血栓ができ、出血が止まるまでの時間
- 出血時間
- フィブリン血栓
- APTT
内因系を介してフィブリン血栓ができる時間 - PT
外因系を通してフィブリン血栓ができる時間
- APTT
APTT、PTはそれぞれ関係する内因系・外因系の血液凝固因子を覚える必要があります。
ゴロは、
APTT:胃にいいクッパはない!
PT:外人プロ並み!
で覚えてみてください。
各疾患はこちらから御覧ください
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