そんな悩みを解決します。
男性ホルモン関連薬は数が多くなく、しっかり分類わけして整理すれば難しくありませんよ!
この記事では、男性ホルモンをマインドマップとゴロを活用してわかりやすく解説します。
前立腺がんや前立腺肥大症の病態理解にも役立ちます。
男性ホルモン作動薬
男性ホルモン作動薬は
テストなんてやめて
- テスト:テストステロン、メチルテストステロン
- なんて:ナンドロロンデカン酸エステル
- めて:メテノロン
で覚えましょう。
テストステロンは男性ホルモンです。
メチルテストステロンやテストステロンプロピオン酸エステルなど、”名前の中にテストステロンが入るもの”は合成男性ホルモンです。
メチルテストステロは肝臓で分解されにくいので経口で有効という特徴があります。
ナンドロロンとメテノロンはタンパク質同化ホルモンで、合成ステロイドです。
テストステロンの男性化作用を弱めて、タンパク同化作用を強めたものです。
スポーツの世界で言うステロイド作用がこのタンパク同化作用のことです。
男性ホルモン薬の作用
男性ホルモン薬の作用は
- 男性化作用
- タンパク同化作用
です。
男性化作用とは
- 精子形成の促進
- 男性副性器の発育と機能維持
- 男性第2次成徴の促進
を指します。
精子形成の促進は生物でも問われるので整理しましょう。
簡単に流れを図にしました。
テストステロンは間質細胞(ライディッヒ細胞)で作られます。
卵胞刺激ホルモン(FSH)と協同して働くことで精細管で精子を形成します。
副作用には男性化作用があります。
前立腺がんなどのアンドロゲン依存性の疾患には禁忌です。
抗男性ホルモン薬
抗男性ホルモン薬
抗男性ホルモン薬は
黒びか古田は前から男嫌い
- くろ:クロルマジノン
- びか:ビカルタミド
- 古田:フルタミド
- 前:前立腺がん
- 男嫌い:抗アンドロゲン
で覚えましょう。
作用機序はアンドロゲン受容体でアンドロゲンと拮抗します。
頃の3つは全て前立腺がんに適応があります。
更にクロルマジノンは前立腺がんと前立腺肥大症にも適応があります。
ジヒドロテストステロン産生抑制薬
フィナステリド、デュタステリド(~ステリド)も頻出です。
5α-還元酵素はテストステロンからジヒドロテストステロンへの変換に必要な酵素です。
Ⅰ、Ⅱ型があります。
ジヒドロテストステロンは男性型脱毛症や前立腺肥大症の原因になります。
- フィナステリド:Ⅱ型選択的 適応は男性型脱毛症
- デュタステリド:非選択的 適応は前立腺肥大症
という違いがあります。
まとめ
ポイント
- 男性ホルモン作動薬は「テストなんてやめて」
- 抗男性ホルモン薬は「黒びか古田は前から男嫌い」
- フィナステリドⅡ型選択的、デュタステリドは非選択的
男性ホルモン薬は病態、生物でも重複してきかれるので、他科目での得点UPも期待できます。