ネフローゼ症候群とは?

      2019/10/17

勉強のポイント

ネフローゼ症候群は国試で頻出の病態です。

ネフローゼ症候群はタンパクが尿から出ている状態を表しています。

なので暗記するというよりは、

タンパクが尿中に出ている状態になると体の中で順次何が起きて行くのか流れを知りましょう。

体の中で次に何が起き流のかを考えれば症状が連想できます。
体内タンパク↓→浸透圧↓→浮腫→
肝臓がタンパク増やそうと頑張る→コレステロールも増える
…って感じです

わかりやすいように図を作ったのでそちらで理解を深めましょう。

腎臓の機能の理解が曖昧な方はこちらで確認してみてください。

ネフローゼ症候群とは?

ネフローゼのアニメーション

まずはネフローゼ症候群が何かというと

糸球体に障害(炎症)が生じて尿蛋白が出ている状態です。蛋白が出ているという症状を表しているということです。

簡単に説明するとこうなりますが、尿に蛋白が出ている状態では何が起きているかというと

  1. 高尿蛋白
  2. 低たんぱく血症
  3. 浮腫
  4. 高コレステロール血症

という症状が起きています。

なぜこのような症状が出るのか図を見て確認してみましょう。

まず糸球体に炎症が起きると糸球体が障害され①尿中に蛋白が出ていってしまいます。血中からタンパク質が尿に漏れてしまうので当然、血中のタンパクは減少し②低たんぱく血症が生じます。血漿中のタンパク濃度が減少すると浸透圧が下がり血管外に水分が出てしまい③浮腫になります。また血中タンパクが減少すると肝臓では減少したタンパクをまた増やそうと肝機能とその他のタンパクを作るのに必要な機能が亢進し、二次的に高コレステロール血症を引き起こします。

これがネフローゼ症候群の特徴とその理由です。流れに沿って覚えてしまえば難しくはなさそうですね。

診断

ネフローゼ症候群の診断ですが、特徴①、②の高タンパク尿と低Alb血症の検査です。

特に高タンパク尿は3.5g /日以上、低Alb血症は3.0g/dl以下と基準が決まっていますのでしっかり数値はおさえましょう。この2つは必須の検査ですが、浮腫や脂質異常症の検査をすることもあります。

分類

ネフローゼ症候群の中にはいくつか分類があるのですが細かく覚える必要はないと思います。

しかし微小変化型はネフローゼ症候群の中でももっとも高い割合でかつ国試でも出ますので知っておきましょう。

微小変化型は、小児ネフローゼの大半で主にステロイド(プレドニゾロン)による治療を行います。形態学的な変化が少なく、一般的には治りやすいとされています。頻回再発例などでは免疫抑制薬(シクロスポリン、シクロホスファミド、ミゾリビンなど)が使用されます。

 

 

慢性腎臓病や糸球体腎炎などの病態は別のマインドマップでまとめるので、そちらと合わさせ勉強してみてください。

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2019/9更新:薬理分野50枚と病態分野70枚のマインドマップをそれぞれ1つのPDFにまとめました。
https://note.mu/yakugaku_gokakuのURLからダウンロード可能です。

 - 腎・泌尿器系疾患

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